神奈川 新年の楽しい七福神めぐり
お正月には各地でたくさんの人出になる人気の七福神めぐり。一年の初めにおすすめです!
江ノ島にある江島神社では、日本三大弁財天のひとつとして有名な裸弁財天・妙音(みょうおん)弁財天が安置されています。
全国で七福神を祀っている寺院や神社は数多く、おめでたい新年の行事として七福神めぐりを行う地域も各地にあります。神奈川県内にも七福神を祀る寺院や神社が多くあり、藤沢、鎌倉、逗子でそれぞれ新春祈願の七福神をめぐりが行われます。
七福神めぐりとは7つの災いを除き、7つの幸福を与える7人の神々を巡拝して福運を祈る行事です。藤沢の七福神めぐりは、1月7日から1月末日まで行われます。専用のスタンプ用紙が市役所や寺院、神社、市内の駅などで配布され、各所をめぐってスタンプを集める楽しいイベント形式になっています。藤沢の七福神めぐりは、毘沙門天を祀る所が2カ所あり、七福神ですが全部で8カ所めぐるコースになっています。
早めに出かければ1日で終えられるコースですが、何日かに分けてのんびりめぐるのもいいですね。
江ノ島名物の焼きはまぐり
七福神めぐりの最後を江ノ島の江島神社にすれば、帰りに焼きはまぐりが楽しめます。店頭で焼いているので気軽に食べられます。
(左から)
江ノ島名物のぷりっとした焼きはまぐり。
源義経公と毘沙門天が祀られている白旗神社。
江ノ電江ノ島駅の近くにある毘沙門天を祀る龍口寺。
【 藤沢 七福神めぐり 】開催日時:2014年1月7日(火)〜1月31日(金)9:00〜16:00
開催場所:神奈川県藤沢市(8カ所)・皇大神宮、・養命寺、・白旗神社、
・常光寺、・諏訪神社、・感応院、・龍口寺、・江島神社
最寄り駅:JR東海道本線 藤沢駅
お問い合わせ:藤沢市観光協会 TEL:0466-22-4141
岡山一年に一度、焼き物の里の祭り
町を挙げての一大イベント! 全国の焼き物ファンが毎年14万人も集まる人気のお祭り
全国で活躍中の備前焼作家さんも、このお祭りには地元に戻ってお客様とのふれあいを楽しみにされているそうです。
岡山県といえば、焼き物の里。備前焼が有名です。備前は、日本の六古窯といわれている瀬戸・常滑・丹波・越前・信楽・備前のなかでも、最も古いと言われる窯場です。備前焼は、釉薬をかけず、良質な陶土をじっくりと焼き締めて作られます。土と炎だけで作り出される備前焼は、自然の風合いや素朴さ、手作りのぬくもりが伝わる魅力的な焼き物です。
備前焼のファンは多く、昭和58年から始まった「備前焼まつり」は、今年も31回目が開催されます。2日間行われる祭りは、全国から14万人もの焼き物愛好家が集まる盛大なお祭りになりました。
陶芸家や窯元の店舗、特設テントでは約40万点の備前焼が展示され、備前焼陶友会作品は、全品2割引で販売されます。ろくろチャレンジやろくろ実演、お楽しみ抽選会など、いろいろなイベントがあり、家族みんなで楽しめます。
もちもちおいしい郷土料理
岡山県北部、真庭市に伝わる郷土料理の蒜山おこわ。山菜や野菜、鶏肉などを加えた五目おこわで、お祭りや祝事に食べられます。
(左から)
毎年人気のろくろチャレンジ。一度は挑戦してみたいですね。
ろくろ実演は1日3回あり、プロの技術を堪能できます。
蒜山おこわ。岡山駅の駅弁にも登場予定です。
【 備前焼まつり 】開催日時:10月19日(土)9:00〜17:30、10月20日(日)9:00〜16:30
開催場所:備前焼伝統産業会館、JR赤穂線伊部駅周辺
アクセス:JR赤穂線伊部駅下車すぐ
車:山陽自動車道 備前ICより西へ約15分、和気ICより南へ約10分
お問い合わせ:岡山県備前焼陶友会 TEL:0869-64-1001
徳島阿波おどり一色になる熱い夏
「阿波の国」徳島の夏といえば、400年以上の歴史を誇る「阿波おどり」!!
女性は艶やかに、男性は腰を落として豪快に踊るのが特徴。この時期、徳島は阿波おどり一色に包まれます。
約400年の歴史をもつ徳島の阿波おどりは、徳島県内各地の市町村で開催される盆踊りです。中でも、徳島市の阿波おどりは、県内最大規模で、四国三大祭り、日本三大盆踊りのひとつに数えられる最も有名なお祭りです。
阿波おどりには、踊り子のグループがあり「○○連」と呼ばれます。連の規模は様々で30〜500人程度まであり、その中でも熟練の連は「有名連」と呼ばれ、様々な踊りで活気づけます。
「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らなそんそん」でおなじみの囃子詞が祭りを盛り上げます。初めての人でも気軽に輪に入って楽しく自由に踊ることができる「にわか連」もあり、大好評。毎年100万人以上の人が訪れ、阿波おどりの一体感に熱狂します。徳島阿波おどりは全国にもファンが多く、この日を待ちわびて毎年訪れる人もいるほど。 今年はあなたも参加してみませんか?
そばを実のまま食べる郷土料理
そば米雑炊は、そばの実をすり潰さずそのまま使い、しょうゆ味の雑炊にした郷土料理です。
(左から)
旬のすだちを搾りかけると格別な「そば米雑炊」。
徳島市街を一望できる眉山のロープウェイ。
有名連のひとつ「阿呆連」のダイナミックな踊り。
大きな連の美しい踊りに圧巻です。
【 阿波おどり 】2013年8月12日(月)〜15(木) 第一部/18:00〜20:00、第二部/20:30〜22:20開催予定 7月1日(月)より阿波おどりチケットが全国一斉発売中です。
お問い合わせは、阿波おどり会館まで TEL:088-611-1611 営業時間:9:00〜21:00 定休日:なし
HP:http://www.awaodori-kaikan.jp/
新潟大空に大凧が舞う初夏の風物詩
今年は6月6日(木)から10日(月)までの5日間! 大凧の熱い合戦が行われます!
凧の絵柄は江戸時代から継承されているものもあります。
24畳の大凧300枚が乱舞する光景は非常に見応えがあります。
新潟県新潟市の白根で毎年行われる白根大凧合戦は、300年以上の歴史をもつ勇壮な伝統行事です。その由来は、江戸時代の中頃、中ノ口川の堤防改修工事の完成祝いに白根側の人が凧を揚げたところ、対岸の西白根側に凧が落ち、田畑を荒らしてしまいます。それに腹を立てた西白根側の人が対抗して凧を白根側に叩きつけたことが起源と伝えられています。
そのことから合戦は、白根側(東軍)と西白根側(西軍)に分かれ、中ノ口川の両岸から畳24畳分の大凧を揚げ、対岸の相手と空中で凧を絡ませ綱引きをし、相手の綱が切れるまで引き合います。白根が一体となるこの合戦は、世界最大スケールで5日間繰り広げられます。
また、世界最大級の凧の博物館「しろね大凧と歴史の館」では、伝統の白根大凧の実物だけではなく、世界各国の珍しい凧を集めた世界最大級の展示が楽しめます。
魚沼地方発祥の「へぎそば」
新潟といえば、布海苔(海草)をつなぎに使う「へぎそば」が有名。つるつると喉越しの良いそばは、暑くなるこの季節におすすめです。
(左から)
新潟名産の布海苔(海草)をつなぎに使う「へぎそば」。
「しろね大凧と歴史の館」は世界最大級の凧の博物館です。
堤防の下にまで大凧の綱を引く人でいっぱいです。
【白根大凧合戦】 場所:新潟市 南区白根・西白根(中ノ口川堤防凧合戦会場)お問い合わせは、新潟市南区観光協会へ。 TEL:025-372-6505 駐車場:普通車2000台
【しろね大凧と歴史の館】 住所:新潟市南区上下諏訪木1770-1 開館時間:9時〜17時 大人:400円 定休日:第2・4水曜日、年末年始 TEL:025-372-0314
愛媛伝統工芸品、砥部焼をめぐる
暮らしに根付く伝統の焼き物「砥部焼」。春には窯元をあげての砥部焼まつりも開催
伝統的な絵柄から作家さんオリジナルの絵柄まで様々あります。
窯元ごとにオリジナルの絵柄もあるのでお気に入りを見つけるのも楽しいですよ。
愛媛県の焼き物といえば、伝統工芸品である砥部焼が有名です。230年以上の歴史があり、ぽってりと厚手の素朴な形と伝統の絵柄が美しい、生活にとけ込む実用的な器です。現在も、砥部町には約百軒の窯元があり、その歴史と伝統を守り作り続けられています。
その窯元を訪ねる「砥部焼めぐり」はおすすめです。徒歩かレンタサイクルもあります。春には「砥部焼まつり」(4月第3土日)もあり、全窯元が10万点を越える食器を感謝価格で販売します。毎年10万人以上の来場者で盛り上がります。
町内にある陶板の道は、遊歩道沿いに町内の陶工が手がけた580枚の陶板が埋め込まれていて、絵柄を見ながら歩くのが楽しい道です。砥部町陶芸創作館では、絵付け体験が楽しめます。呉須と呼ばれる藍色の顔料で好きな器に絵付けができるので記念になります。
松山の郷土料理「もぶり飯」
松山で昔から祝い事があると食べられてきた、ばら寿司の海鮮豪華版「松山鮓(もぶり飯)」。あの夏目漱石が正岡子規にもてなされ一粒残さず食べたと言われています。
(左から)
松山市内で食べられる通称もぶり飯。
絵付けは楽しくて時間も忘れます。
明治時代に活躍した古い窯の跡。
陶板の道に埋め込まれている陶板を見て歩く。
松山市駅より砥部町行きのバス(伊予鉄バス)が30分に1本出ています。窯元めぐりをする場合は1日乗車券がおすすめです。砥部焼伝統産業会館では、砥部焼の歴史が 展示してあります。窯元めぐりのマップももらえます。春の砥部焼きまつりは、4月第3土日に開催。お問い合わせは、砥部焼まつり実行委員会 TEL:089-962-7288