街歩きの旅

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2010年12月号

神奈川 鎌倉時代から続く、夕映えの絶景

海辺のほとりに佇む森戸大明神は、今も昔も変わらぬ悠久の地

ヲーターシャトルバス
見事な夕景は、変わらぬ美しさ。左手にある灯台は、通称「裕次郎灯台」といわれています。

photo02.jpg 神奈川県の相模湾に面する葉山御用邸の近くには、鎌倉時代から愛されている「森戸大明神」があります。「吾妻鏡」にも出てくるこの社は、源氏や北条、足利氏そして徳川家と愛され、今に続く歴史を誇っています。何といっても見事な夕映えは、「神奈川景勝50選」に選ばれています。境内の横、海辺には「石原裕次郎の記念碑」もあり、海を愛した人々の思いが伝わります。
 森戸大明神から車で3分ほどしたところ葉山トンネルの手前に有名なパン屋さん「葉山ボンジュール」が、あります。天然酵母・天然塩でつくる「山型食パン」や「角食」は、売り切れご免の人気商品です。

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(左から)
河口と海に面した社は、観光客で賑わいます。
湘南の海を愛した石原裕次郎の記念碑
平日・休日とも人手が多い境内は、昔も今も人々に愛されています。


電車・バス:R逗子駅前・3番バス乗り場、京急新逗子駅前・2番バス乗り場より「葉山(逗12)」「葉山町福祉文化会館(逗11)」行きで「森戸神社」下車
車:横浜横須賀道路逗子IC〜逗葉新道料金所〜「長柄」交差点左折〜「森戸海岸入口」(トンネル手前)右折〜突き当たり左折〜“森戸橋”から約150m右折

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2010年10月号

新潟 信濃川を往来するウォーターシャトル

大都市には珍しい新潟のウォーターシャトルでの市内観光

ヲーターシャトルバス

photo02.jpg  新潟といえば、お米の産地。そして果物や海産物など、自然の恵みがいっぱいです。新潟の豊かさは、市内のど真ん中を流れる信濃川のめぐみであり、この川がシンボルだといえます。そして広い川幅を活かして作られたのがウォーターシャトル。河口の「みなとぴあ」から終点の「新潟ふるさと村」を結ぶ45分の水上の旅。ウォーターシャトルから眺める光景は他県では、味わえない隠れた水の街を発見できます。終点の「新潟ふるさと村」は、県内屈指の道の駅。豊潤な農産物、日本海から獲れた海産物を始め米所ならではの日本酒の数々や様々な工芸品が沢山あります。子供が遊べる施設もあり、家族連れで楽しめます。
 道の駅の中でも有名なのが「笹だんご」。田中屋本店の「笹だんご」は実演販売しており、こしあんや粒あんをはじめとしたご当地でしか味わえないものが多くあります。

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広々とした道の駅内  新潟ふるさと村               たまにはのんびり水上の旅はいかが?


信濃川ウォーターシャトル:みなとぴあ〜朱鷺メッセ〜萬代橋西詰め〜万代シテイ〜県庁前〜新潟ふるさと村を結ぶ。
田中屋本店ホームページ:http://www.dangoya.com/ まで

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2010年8月号

大阪 岸和田だんじり祭り試験曳きと銘菓「村雨(むらさめ)」

だんじり祭りをじっくりと見るなら、本番前の「試験曳き」がおすすめです

カーブを直角に曲がるやりまわしは、見応え十分

photo02.jpg  大阪泉州「岸和田のだんじり祭り」は、あまりにも有名なお祭りです。祭りの本番二日間で60万人以上の観客が集まり、この街全体が異様な興奮と熱気に包まれます。そのせいか本番は、観客が多すぎて折角の地車をよく観ることができないのは寂しい限り。そこで、今回ご紹介する本番前日に行う「試験曳き」は、大変おすすめです。本番さながらに行われ、比較的に観客も少なく、見事な飾り付けをした地車も間近に見ることができます。じっくりだんじり祭りを味わうなら「試験曳き」をご覧ください。
 だんじりと同じように歴史あるのがこの街に伝わる蒸し菓子の「村雨」です。三百年前に殿様に献上して大変喜ばれたというこの村雨は、だんじり祭りと同様に街の人々に長く愛されているお菓子です。

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だんじり祭り「試験曳き」日程:2010年9月5日(日曜日)と17日(金曜日) だんじり祭り本番日程:2010年9月18日19日(土曜・日曜日)
詳しくは、だんじり会館ホームページ:だんじり会館ホームページ まで

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2010年6月号

愛知 豊川稲荷と名物最中

日本三大稲荷の1つ「豊川稲荷」。歴史と文化に育まれた屈指の人気スポット

数え切れないぐらいの狐がいっぱいで訪れる人々を驚かせてくれます。

photo02.jpg  豊川稲荷といえば、お稲荷さんを祀った神社と思う方が多そうですが、実は立派な曹洞宗のお寺です。今から六百年程前の室町幕府末期に今川義元が整備したと聞きます。日本三大稲荷の一つであり、敷地も広く一日中楽しめます。総門をくぐると、山門、鐘楼堂、最祥殿と続き、一つ一つが見応えのあるものばかり。奥には、本殿、宝雲殿、万堂があり、樹木との間に厳かに建つ伽藍はとても心が落ち着きます。
 木立の奥には、奥の院や景雲門があり、一番奥に霊狐塚があります。数多くの狐の大群は、信者の方々が一つずつ置いていき、こんなにも多くの塚になったそうです。
 豊川稲荷巡りが終わったら人気の地元銘菓、立花屋「豊川詣で」がお勧めです。きつねの顔をした最中で、あんこは白インゲンを材料にした甘さ控えめのお菓子。他にも家の形をした「望郷」。ぱりっとした食感の生姜糖でくるんだ「おぼろ月」等人気のお菓子が一杯でした。

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立花屋本店 〒442-0068 愛知県豊川市諏訪3丁目4 TEL:0533-84-5948。
豊川稲荷公式ホームページ:http://toyokawainari.jp/ 電車利用…JR東海道新幹線・東海道本線豊橋駅下車、JR飯田線り換え豊川駅下車、徒歩3分。

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2010年4月号

岡山 真庭市の醍醐桜と高瀬舟羊羹

春といえば桜!見事な醍醐桜に、昔ながらの美味しい羊羹が真庭の銘品です

開花時期には、毎年大勢の観光客で賑わいます。

 真庭市は、岡山県の北中部に位置する街で、春は『醍醐桜』が有名です。県下一の巨木と言われ、岡山県の天然記念物に指定されていて、新日本名木百選にも選ばれた見事な桜です。樹齢が推定1000年といわれるこの桜は、この地に後醍醐天皇が立ち寄った際に「見事な桜じゃ」と賞賛されたことから、『醍醐桜』と呼ばれるようになったと伝えられています。
 例年4月10日前後頃から咲きはじめる醍醐桜ですが、今年は全国的に開花が早いようなので、標高500mの高台にある醍醐桜の開花も早まるかもしれません。
 真庭市の名物といえば、明和元年(1764年)から続く古美屋羊羹。なかでも一番人気の『高瀬舟羊羹』は、かつて岡山三大河川を運航していた高瀬舟の形を再現したひとくち羊羹です。表面が糖化してシャリッとするのが、この落合地域に昔から伝わる羊羹の特長。 創業以来作り継がれ、全国から絶賛される『田舎羊羹』は、表面は固く中はしっとりまろやかな甘さ。濃いお茶やブラックコーヒーに良く合います。

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真庭市のHPから、醍醐桜のライブ映像が見られます。 http://www.city.maniwa.lg.jp 醍醐桜へのお問い合わせは、観光テレホンサービス TEL:0867-52-1503
古美屋羊羹 岡山県真庭市落合垂水199 TEL:0867-52-0005 インターネット販売もあります。 古美屋羊羹:http://www.komiya-yokan.co.jp

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